column コラム
着物で魅入る京都観光!時代祭の見所特集
2019.09.23平安神宮のお祭りで、毎年10月22日(平安京に遷都された日)に行われるのですが、今年は「天皇即位儀式」と重なり、26日に実施となりました。
時代祭の見どころと言えば、平安京が造営されるまでの歴史にちなんだ、各時代ごとの衣裳を身に纏った参列者が、御所から平安神宮までの道のりを練り歩く姿ではないでしょうか?
令和元年のこの年、いつも以上に京都の街が賑やかになるでしょう。
時代まつりの見どころや、おススメスポット、お祭りの楽しみ方を交えて解説します。
是非、記念すべき令和元年の時代まつりを楽しんでくださいね。
目次
時代祭りを詳しく知ろう
平安神宮の大祭”時代祭”。
京都三大祭りの中でも一番歴史は浅く、平安京から遷都され1100年の歴史を平安神宮創建と共にお祝いしたことから、時代祭が始まりました。
練り歩く参列者が衣装で表現するという”歴史絵巻風俗行列”が最大の魅力。
この時代を彩った衣装が面白さを増し、歴史上に登場する人物をまねて歩く姿は老若男女問わず楽しめます。
特に、都ならではの和装姿は、時代によっても微妙に違っていて、忠実に時代の変化を再現されているところも要チェックです。
毎年多くの観光客が訪れ、京都の街が活気にあふれる一日となります。
観光シーズンでもあるこの時期は、どこも人でいっぱい。
もし、時代祭りを観覧しようと考えている方は、見る場所や、交通ルートなどしっかり把握しておくのがおススメです。
時代祭りの見どころは?
行列のルート
① 京都御所→②烏丸丸太町→③烏丸御池→④河原町御池→⑤三条大橋→⑥三条仁王門前→⑦平安神宮
おススメの鑑賞スポット
① 京都御所
いい場所で見たいなら、やっぱりスタート地点の京都御所は外せません。
人気の場所なので、早朝の場所取りが必要です。
② 京都御所内の「御苑(ぎょえん)」
京都の中心部に位置しながらも、奥深い歴史が最大に詰まっている御苑。出発前の御苑での鑑賞を希望される方は、早朝6時頃から場所取りをした方が良いでしょう。
③ 平安神宮
毎年有料の回覧席も設置されています。最終地点でもある平安神宮は観覧するにはもってこいのおススメの場所です。
④ 京都市役所前
道幅も広く、比較的ゆとりをもって観覧できるおススメの場所。
⑤ 神宮道
道は狭いですが、その分間近で行列を見られるおススメの場所です。
特に「室町列の風流踊り」が披露される場所でもあり、人気のスポットです。
ゆっくり鑑賞したいなら有料観覧席がおススメ
せっかくの行列をゆっくり見たいと言われる方も多いと思います。
そんな方には、3か所で用意されている有料観覧席がおススメです。
・京都御所
・御池通
・平安神宮前
有料回覧席は、人気がありすぐに完売になってしまいますので、チケット購入はお早めに。
おススメのスポットを押さえよう!
時代祭りの行列はもちろんの事、各地点のおススメの観光スポットも目白押しです。
時代祭りの観覧ついでに、是非見て頂きたいおススメのスポットをご紹介します。
京都御所
やっぱりここは外せない場所の一つでしょう。以前までは春と秋の数日間しか公開されていなかった御所が、常時、一般公開となったのはご存知の方も多いと思います。
京都に都があった時代には天皇のお住まいとして建てられたのが「京都御所」です。
御所内の建造物はどれも格式が高く、中に入ったとたんに現代の喧騒がすべてかき消されるような、心静まる空間が広がります。
特に見て頂きたいのは、「紫宸殿(ししんでん)」と「清涼殿」の2か所です。
もっとも格式が高いとされている正殿こそ「紫宸殿(ししんでん)」です。
圧倒的な赤い門構えが、天皇の気高さを表しているかのようで、その姿は圧巻です。
大正天皇の即位時に作られたとされている天皇専用の椅子(高御座たかみくら)は令和天皇の即位礼正殿の儀に使用されるため、今京都にはありません。
桜の時期が一番人気で、満開の桜を鑑賞するため観光客が殺到します。
もう一つのおススメが「清涼殿」は、天皇が日常の生活の場として使用していたとされています。
「紫宸殿」ほどの豪華さはありませんが、日常生活をするにはこのくらいの方が落ち着いて過ごせそうですね。
豪華さはなくても、やはり天皇が住まわれていた場所というだけあって、その広大さは圧巻です。
平安神宮
平安遷都の1100年の節目の年に創建された「平安神宮」は参拝するのに、「応天門(おうてんもん)」をくぐるところから始まります。
この門のスケールは圧巻で、応天門から振り返った時に見られる大鳥居は見ごたえ抜群です。
時代祭りのメインスポットとしてはこの場所からの観覧が一番人気ではないでしょうか?
京都の復興に尽力した”市民の為”のお祭りでもある「時代祭」。
本物の伝統工芸品が生で見られ、歴史風俗絵巻の名前そのままの豪華なお祭り。
時代祭りを楽しみながら、京都の歴史に触れる建造物の数々もチェックしてみてくださいね。
お祭りには着物レンタルがおススメ
時代祭りを最大限に楽しむコツとして、おすすめなのは「着物レンタル」。
時代祭りの時代背景を歴史絵巻のように再現されたお祭りには、和装姿の参列者がたくさんいます。
京都の時代背景に切っても切り離せないのが、着物。
観光する際には、京都の街並みに溶け込むかのように、「着物レンタル」を利用される方がたくさんいます。
特に京都の三大祭りの時期、「葵祭り」「祇園祭」「時代祭り」のシーズンには、着物姿が町中で見られ、京都ならではの楽しみ方で旅行を楽しんでいるようです。
京都観光に来たら、着物姿で街を散策すると、旅の思い出がさらに深まりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
京都の歴史は奥が深く、「一度では回り切れない」と、何度も観光に来られる方が多くいます。
京都の季節感は、その長い歴史の情緒が、街並みを春夏秋冬ごとにいろんな表情へと変身させてくれて、飽きることがないのも京都の良さではないでしょうか?
京都にお越しの際には、京都の歴史が感じられるスポットなどをたくさん回って下さいね。
きっと忘れられない思い出作りができると思います。