column コラム
京都の梅はどこで見る?梅見スポットBEST3
2020.01.09京都で梅を楽しむのなら、どこに行きますか?
2月初旬から3月の下旬頃まで楽しむことができる京都の梅は、枝垂れ梅や紅白の梅、なかには黄色い梅など様々な種類の梅があり、少し早い春の訪れを感じさせてくれることから、桜よりも梅を好まれる方も。
ですがいざ京都で梅を楽しもう!と思っても、北野天満宮や京都御苑、梅宮神社など、京都には梅の名所がたくさんあって迷ってしまいますよね。
京都の梅の名所を、咲き誇る梅の種類や本数ごとにランキングにしてみたので、京都で梅を見たい!という方は今すぐお読みください。
目次
第1位:京都最大の梅見スポット北野天満宮
学問の神様である「菅原道真(すがわらのみちさね)」を祀っている北野天満宮は、梅や紅葉の名所としても有名で京都市上京区にあります。
毎年受験シーズンになると学生たちで賑わう北野天満宮ですが、菅原道真自身が梅を好んでいたこともあり、境内や梅園には約1500本の梅の木が植えられています。
京都の梅の名所といえば絶対名前が上がるスポットで、見頃は毎年2月の中旬から3月下旬頃まで。
梅園の散策路では、一面に紅白の梅が咲き誇る間を歩くことができ、ライトアップも。
毎年2月の25日に行われる「梅花祭(ばいかさい)」では、梅の花を見ながら京都の花街・上七軒の舞妓さんにお茶を頂けます。
京都を代表する舞妓さんと一緒に梅を愛でるなんて、とっても素敵な1日になりますよね。
京都・北野天満宮の梅園について
公開期間 | 2月中旬から3月下旬まで |
公開時間 | 9:00~16:00(ライトアップ期間は9時~21時(20時30分受付終了)まで) |
入苑料 | 大人700円 小学生以下350円(茶菓子付き) |
ライトアップ | 2月下旬~3月中旬の金・土・日曜 |
梅花祭のお茶会 | 毎年2月25日(10:00~15:00)(上七軒の芸舞妓による野点を見る場合、拝服料1500円) |
見頃 | 2月中旬~3月下旬 |
梅の木の本数 | 約1500本の梅の木が植えられている |
北野天満宮までのアクセス
住所 | 京都府京都市上京区馬喰町 |
地下鉄・阪急「四条駅」市バス「四条烏丸」から | 市バス101号系統に乗車、「北野天満宮前」下車。(所要時間20分程) |
JR「京都駅」から | 市バス50・101系統乗車、「北野天満宮前」下車(所要時間40分程度) |
地下鉄「北大路」から | 市バス102・101系統乗車、「北野天満宮前」下車(所要時間15分程度) |
第2位:梅産祭が開催される京都・梅宮大社
京都市右京区にある梅宮神社は、2月中旬~3月中旬が梅の見頃。
梅宮大社で祀られている神様の1人に「木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)」という女性がいらっしゃいます。
平安時代までは「木花」は梅花を示す言葉だったため、梅宮大社の庭園「神苑」には550本もの梅の木があり、梅の種類は約35種にも上ります。
梅産祭ではこの神苑で作られた梅のジュースを無料で頂けるので一度は飲んでみたいですね。
また梅宮大社は、日本で一番古い酒造りの神様が祀られており、安産や子授けのご利益でも有名。
毎年「梅」と「産む」をかけて「梅産祭(うめうめまつり)」を開催し子宝や安産を祈願する面白いお祭りもあります。
酒造りの始まり
日本書紀にも記されている、梅宮大社の酒造り始まりについてご紹介いたします。
梅宮大社に祀られている大山祇神(オオヤマズミノカミ)とその娘、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、そして京都市左京区の貴船神社に祀られている瓊々杵尊(ニニギノミコト)がこの物語の始まりです。
京都の貴船神社に祀られている瓊々杵尊と結婚した木花開耶姫ですが、一夜にして瓊々杵尊の子を身籠ってしまいました。
「おめでたい」で終われば良かったのですが、一晩で身籠ったことに瓊瓊杵尊が怪しみます。
木花開耶姫命は夫の子供だと証明するために、「夫の子供でなかったら、自分も子供と共に消えよう。」と思い出産の際にお産室に火を放ちました。
木花開耶姫命は燃え盛る火の中で彦火々出見尊(ヒコホホデミノミコト)を無事出産し、瓊瓊杵尊の疑いを晴らしました。
娘の無事を喜んだ父、大山祇神がお米から造ったお酒を贈ったのが日本の酒造りの始まりとされています。
「猫神社」としても知られる梅宮大社
実は、梅宮大社は「猫神社」とも知られています。
いたるところに猫がいて、その数なんと10匹以上。
社務所前や賽銭箱の上で眠っていることが多いので、梅宮大社へ訪れたら必ず出会えます。
猫の邪魔をしないように、カメラで写真なんかも撮りたいですね。
梅宮大社の詳細
住所 | 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
見頃 | 2月中旬~3月中旬 |
梅の木の本数 | 約550本の梅の木が植えられている |
アクセス
地下鉄・阪急「四条駅」市バス「四条烏丸」から | 市バス3号系統に乗車、「梅宮大社前」下車。(所要時間25分程) |
JR「京都駅」から | タクシーで30分(2500円ほど) |
市バス「京都駅」 | 28系統(七条口)・71系統(八系統)で「梅ノ宮大社前」下車(所要時間35分程) |
150本の枝垂れ梅を楽しめる京都の城南宮
2月下旬から3月中旬頃まで楽しめる城南宮の枝垂れ梅。
150本の枝垂れ梅と共に、32種の椿を一緒に見れるのもポイントです。
毎年冬の終わり頃に「しだれ梅と椿まつり」が開催されていて、2020年は2月18日から3月22日まで。
城南宮の「しだれ梅と椿まつり」開催中は、毎日巫女さんが梅の枝を持って神楽を舞います。
頭の冠には梅も挿しているのでとっても可愛らしい神楽が見られますよ。
神楽が終わった後に美容と健康を願うお守り「梅の花守り」を1000円で買うと、巫女さんが1人1人に鈴でお祓いしてくださるのも魅力的です。
梅と椿を見ながら城南宮限定の椿餅を!
2月から3月まで期間限定で売られる京都の和菓子店・松甫堂(しょうふどう)の椿餅。
城南宮限定の椿餅は、毎年売り切れてしまう程の人気なので出店日は確実に把握しておきたいところ。
毎日売られている訳ではなく、以下の日は出店していないので注意してくださいね。
2020年2月で出店していない日 | 4~7日、10日、12~14日、17日、25日 |
2020年3月で出店していない日 | 10日、17日、19日、23~30日 |
城南宮について
住所 | 京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 |
見頃 | 2月下旬から3月中旬頃まで |
梅の木の本数 | 150本の枝垂れ梅と共に、32種の椿を一緒に見れる |
アクセス方法
地下鉄「四条」から | 地下鉄「竹田駅」まで約10分 |
地下鉄「竹田駅」から市バスで行く場合 | 地下鉄「竹田駅」4番出口から市バス「城南宮東口」まで 約5分 |
地下鉄「竹田駅」から徒歩で行く場合 | 地下鉄「竹田駅」6番出口から徒歩約15分 |
第4位:デートに最適!京都御苑の梅林
約200本の梅が植えられている京都御苑では、ベンチがたくさんあり、ブルーシートを敷いてお弁当を食べることも可能。
カップルやご夫婦とのデート、家族連れでのピクニックなどに最適です。
梅の見頃が2月中旬から3月中旬なので、まだ少し寒さが残っていますが、日中は日も照っているので気持ちよく過ごすことができますよ。
京都御苑でお弁当なんて食べていいの?と驚いた方は、京都御所と京都御苑の違いをご存知でしょうか。
京都御苑は、日本で3つしかない国民公園(他には皇居外苑、新宿御苑があります)。
昔の皇族が苑地(公園や庭園)として利用していたのを、明治から昭和にかけて国民公園として改めたのです。
国民公園というだけあって、しっかり整備されているのに美しい自然を存分に味わえますし、トイレも綺麗なので一日中楽しむことができますよ。
また京都御所とは、京都御苑の中にある内裏のこと。
午前9時から午後5時まで一年中無料で入ることが可能なので、梅見に飽きたら訪れてみてください。
天皇が住んでいらっしゃった紫宸殿(ししんでん)なども見れますよ。
京都御苑について
住所 | 京都府京都市上京区京都御苑3 |
見頃 | 2月中旬から3月中旬 |
梅の木の本数 | 約200本 |
アクセス方法
市バス「四条烏丸」から | 市バス3号系統で「府立医大病院前」下車、65号系統で「裁判所前」下車 (所要時間20分から30分程度) |
市バス「京都駅」 | 市バス205号系統・4号系統で「府立医大病院前」下車 (所要時間35分程度) |
第5位:家族連れにおすすめ!梅小路公園での梅見
子供連れだとおすすめなのが京都駅近くの梅小路公園での梅見。
140本の梅が植えられている梅小路公園には、芝生の広場やアスレチック、「いのちの森」というビオトープがあり、さらには蒸気機関車にも乗車可能。
家族連れで京都の梅を見るなら外せないスポットです。
2月29日から3月8日までは「梅こみち」という梅林で「梅まつり」も開催され、椅子に座りながら梅を楽しめます。
また、京都駅からバスで10分程で到着するというアクセスの良さも魅力的。
周辺には水族館や鉄道博物館もあるのでぜひご家族でお出かけしてみてください。
梅小路公園について
住所 | 京都府京都市下京区観喜寺町56−3 |
見頃 | 2月初旬から3月中旬 |
梅の木の本数 | 140本 |
アクセス方法
地下鉄「四条」から | 地下鉄「京都駅」まで約4分。市バス104号系統に乗り換え「梅小路公園・京都鉄道博物館前」で下車 (所要時間20分程度) |
京都の梅見は着物姿でロマンチックに
早いところだと2月初旬から咲き始める京都の梅。
底冷えする京都の冬を訪れるのなら、防寒対策はしっかりしておきたいところです。
そこでおすすめなのが着物姿での楽しみ方。
普段から着慣れていないと寒そうな印象があると思いますが、実は着物って結構着込みます。
肌着に長襦袢、タオルもたくさん巻いて補正していきますし、着物の上に羽織やストールを身に着けてしまえばそこまで寒くありません。
京都らしい着物姿で古都・京都の梅を見る、とっても素敵じゃありませんか?
実際、梅や桜の花見シーズンになると着物姿の方も一気に増え、着物レンタル店もたくさんのお客様で賑わいます。
京都らしく着物で梅を見たいけど、着物を持っていないという方はアクセスの良いところで着物レンタルしてみてはいかがでしょうか。
京都の着物レンタル店・京あるきで着物レンタル
京都で梅を愛でるなら行きたい5つのスポット、北野天満宮・梅宮大社・城南宮・京都御所・梅小路公園の全てにアクセスしやすい京都の着物レンタル店・京あるきをご紹介いたします!
京都市地下鉄「四条駅」24番出口から徒歩3分程で到着する着物レンタル店・京あるき。
1時間程で着付けやヘアセットなどの支度が終わるので、限られた京都観光の時間でもじっくり京都の梅を楽しむことが可能。
京都の着物レンタル店・京あるきからの、それぞれのアクセスをご紹介いたします。
四条烏丸から梅宮大社へ行く場合 | 「四条烏丸」で市バス3号系統に乗車、「梅宮大社前」下車。(所要時間25分程) |
四条烏丸から城南宮へ行く場合 | 地下鉄「四条」から「竹田駅」まで約10分 |
四条烏丸から北野天満宮へ行く場合 | 「四条烏丸」で市バス101号系統に乗車、「北野天満宮前」下車。(所要時間20分程) |
四条烏丸から京都御苑へ行く場合 | 市バス「四条烏丸」から3号系統で「府立医大病院前」下車、65号系統で「裁判所前」下車 (所要時間20分から30分程度) |
地下鉄「四条」から梅小路公園まで行く場合 | 地下鉄「四条」から「京都駅」まで約4分。市バス104号系統に乗り換え「梅小路公園・京都鉄道博物館前」で下車 (所要時間20分程度) |
京都の中心地に店を構えているので、京都の梅の名所だけでなくその他の観光名所へもアクセスバッチリ。
花見シーズンになると連日観光客の方で賑わいますが、何もその人気の理由はアクセスの良さだけではありません。
京都の梅の名所にぴったり!レトロ着物で梅見女子に変身
京都の梅をレンタル着物で、とは思っても京都の着物というと少し古めかしそう?
着物の生地が薄くて安っぽい着物しかレンタルしていないのでは?
いいえ、そんなことはありません。
京都の梅見の名所へアクセス抜群の着物レンタル店・京あるきでは、1日10着限定のレトロプランが人気を博しています。
着物の裾を短めに着付け、足元にレースを持ってくるスタイル。
帽子やブーツ、可愛いリボンなどを合わせるコーディネートなど、古都・京都にも合う可憐なスタイルがたくさんあります!
電話受付のみなので、気になる方はお気軽にお電話してみてください。
本格着物で京都の梅見も可能!
たくさんのプランがある京都の着物レンタル店・京あるきでは、町着だけでなく、袴や振袖、訪問着も取り扱っています。
京都の梅見スポットをたくさん回ろうとお考えの方は、袴姿がおすすめ。
ブーツを合わせて梅を愛でるその姿は、まさに大正ロマン。
京都観光の思い出になる、素敵な写真が撮れちゃいますよ。
振袖は袖が長いので、着物の中でもとっても華やか。
本格派の華やかな着物を楽しみたいなら振袖がおすすめです。
成人式にも出席できる特別な着物である振袖は、帯や帯締めなどとのコーディネートも楽しめます。
京都のしっとりした雰囲気に染まりたいという方は訪問着がおすすめです。
大人の女性らしい、上品で清楚な雰囲気に。
羽織やストールなどもレンタルできるので、京都の寒さが不安だという方はぜひレンタルしてください。