column コラム
着物を着たままトイレには行ける?お出かけでの失敗を防ぐ方法
2021.11.10着物でのお出かけで心配なのがトイレ問題ですよね。
できるだけ飲食は避けることもできますが、せっかくの着物姿でのお出かけではご飯やカフェを楽しみたい人も多いはず。
そこで今回は、着物を着たままでもトイレに行く方法をご紹介します。
不安なく着物でのお出かけを楽しめるよう、覚えておきましょう!
着物初めてさん必見!着物姿でトイレに行く方法
着物でのお出かけは、トイレの不安なく楽しい時間を過ごしたいですよね。
特に普段着物を着ない人は、より心配になってしまいます。
着崩れないように着物を汚さないようにトイレに行く方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
着物でトイレに行く方法
まずは、着物姿でトイレに行く方法をご説明します。
1.トイレの個室に入ったら、着物をめくり上げます。
スカートのように一気にたくし上げるのではなく、着物、長襦袢、肌襦袢をひとつひとつ丁寧にめくって上げることで、着崩れを防ぎます。
2.上げた裾を帯に挟むまたは、紐や着物クリップで固定します。
裾が落ちてこないように固定したら、トイレを済ませてしまいましょう。
※振袖など袖が長い着物の場合は、袖も固定しておくと安心です。
3.着物を戻して整えます。
トイレを済ませたら、先程めくり上げた着物の裾を戻します。
このときもまとめて下ろすのではなく、肌襦袢、長襦袢、着物の順に戻していきましょう。
トイレを出る前には全体のシワを伸ばして、帯がズレていないか確認しましょう。
着物でトイレを攻略!覚えておきたい5つのポイント
着物でのお出かけを心配事なく過ごすために覚えておきたいポイントをご紹介します。
着物クリップや洗濯ばさみはかばんに忍ばせて!
着物で出かけるときの必須アイテムとも言えるのが、着物クリップや洗濯バサミです。
トイレに行くときだけではなく、手を洗うときやお食事の際にも着物の袖をとめておくと着物が汚れるのを防ぐことができます。
荷物はできるだけ減らしたい人が多いですが、最低でも2つはかばんに忍ばせておくと安心です。
襟元の汚れに注意
着物姿でトイレに行くときに気をつけるのは、裾の汚れだけではありません。
下を向いたときに顔が襟元に触れてしまうことで、ファンデーションや日焼け止めで襟元が汚れてしまう可能性があります。
トイレに行くときには襟元が汚れないようにタオルやハンカチを巻くなどで対策をしておきましょう。
和式トイレは避けるのが◎
着物姿でトイレに行く場合、可能な限り和式トイレは避けましょう。
着物が汚れてしまうリスクが高くなります。
できるだけ洋式トイレ且つ個室が広いところを探しましょう。
大きな鏡があるトイレは安心
トイレを済ませた後に全身をチェックできるような大きな鏡があるところを探すと安心です。
どうしても帯が崩れやすいですが後ろ姿は自分では確認し辛いですよね。
鏡でチェックするまたは友達や家族とお出かけの場合には、確認をお願いしましょう。
時間には余裕を持って行動する
着物姿でのトイレは普段着の何倍も時間がかかります。
時間がない中で急いで済ませようとすると着崩れの原因になってしまいますので、時間には余裕を持って行動しましょう。
トイレ後に着崩れが起きたときの対処法
着物での動きに慣れないうちは着崩れが起きてしまうこともあります。
一度脱いで着付けをやり直すことが難しいので、応急処置方法を覚えておきましょう。
襟元が崩れてしまった場合
襟元がズレてしまったり緩んでしまった場合は、身八つ口(袖の根元の開いている部分)から手を入れて着物の下前を引っ張ります。
帯が緩んでしまった場合
帯が緩く感じたら、帯の結び目の位置(飾りの部分)にタオルやハンカチを小さくしたものを挟んで調整しましょう。
不安をなくして着物でのお出かけを楽しもう
今回は着物でトイレに行く方法をご紹介しました。
着物を着る機会が少ない方も覚えておくと便利です!
心配事なくお出かけを楽しんでくださいね!