column コラム
着物の半襟ってなに?役割やコーディネートの方法を知ろう!
2021.11.25着物を着るときに欠かせないアイテムと言えば半襟です。
半襟は着物を美しく正しく着るために必要なことはもちろん、着物コーディネートをおしゃれに見せてくれるアイテムでもあります。
そこで今回は、半襟の役割やコーディネート方法をご紹介します。
おしゃれさんこそ、着物の柄や帯の色だけではなく半襟にも注目してみましょう!
目次
着物に必要な「半襟」ってなに?
そもそも半襟にはどんな役割があるのでしょうか。
半襟とは?
半襟は長襦袢に取り付ける替え襟のことです。
半襟を付けることで、着物を重ねて着ているように見せることができます。
着物を着るときの襟元は、首に近い部分から半襟→伊達襟→着物の順に重なっています。
半襟の役割とは?
半襟の役割は着物を重ねて着ているように見せるだけではありません。
半襟を付けることで、長襦袢の襟元が汚れることを防ぎます。
長襦袢の襟元はファンデーションや皮脂で汚れやすくシミになったりするため、付け替えができる半襟が便利です。
また半襟は、着物の襟元を華やかにすることができるため、コーディネートのポイントとしても活躍します。
半襟の付け方は?
半襟は長襦袢に自分で付けることが一般的です。
縫い付ける人が多いですが、手間に感じる場合は専用のテープやシールで付けることもできます。
半襟を付けるのが手間だからと言って省略してしまうと着物コーディネートがマナー違反になったり、だらしなく見えてしまったりする可能性があるので、着物を着るときには必ず長襦袢に半襟を付けましょう。
半襟の選び方は?
白色の反映が一般的ですが、色付きのものや柄入りのものもあり、着物とのコーディネートを楽しむことができます。
フォーマルなシーンでは白い半襟が無難ですが、着物での観光やお買い物などのお出かけの場合には、自由に選んでOKです!
着物の色や柄との組み合わせを楽しんでみましょう。
半襟で着物をおしゃれに!コーディネートの楽しみ方
着物のコーディネートを決めるときにはついつい着物と帯の合わせ方に目がいってしまいますが、半襟にも注目です!
アクセサリーを選ぶ感覚で半襟を着物コーディネートに加えてみると、ワンランク上の他の人とは差がつく着物姿に仕上がります。
ここからは、半襟を使った着物コーディネートの楽しみ方をご紹介します。
着物の色×半襟の色を楽しむ!
色付きの半襟はバリエーションが豊富です。
着物の色が目立つように控えめな色味の半襟を選んでも良いですし、アクセントになるような差し色の半襟を選んでもおしゃれです。
顔に近い部分の半襟は、明るい色を選ぶと顔映りが良くなりますよ。
刺繍入りの半襟で楽しむ!
半襟には刺繍で柄が入ったものもあります。
無地よりもより華やかな着物コーディネートに仕上がります。
お祝いの日の振袖や、卒業式などには刺繍入りの半襟を合わせてみましょう。
参考にしたい半襟コーディネート
京都で着物レンタルができる京あるきでは、白色以外の半襟もレンタルできます。
京あるきの実際のお客様の着物コーディネートをご紹介致します。
花柄刺繍入りの半襟で華やかかわいいコーディネート
こちらは花柄の着物に花柄の刺繍入りの半襟を合わせたコーディネートです。
洋服で柄と柄を合わせるのは派手すぎる印象を持つ人もいますが、着物の場合は華やかさをアップしながらマッチしてくれます。
半襟は優しい色味のものを選んでおくと、どんな着物とも相性良くコーディネートすることができますよ。
レースの半襟でレトロなコーディネート
こちらはレトロな小花柄着物にレースの半襟を合わせたコーディネートです。
白い半襟では物足りないけど、派手にならず華やかにしたいという人におすすめです。
レースの半襟は上品で女の子らしい仕上がりになり、こっそりおしゃれ度をアップしてくれますよ。
半襟で着物のおしゃれを楽しもう
今回は半襟の役割とコーディネートの方法についてご紹介しました。
着物コーディネートを考えるときには、半襟も含めておしゃれを楽しんでみてくださいね。