column コラム
着物に肌着は必要?和装に合わせる正しい下着の選び方
2021.07.14着物も洋服と同じように、着物の下に肌着を着る必要があります。
肌着を着ることで、着物でのお出かけも快適に過ごすことができますし、着付けの仕上がりをより美しくしてくれます。
今回は着物の肌着・下着について紹介していきます。
着物専用の肌着をお持ちでない初めてさん向けの情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
着物に合わせる肌着=肌襦袢
着物を着るときには”肌襦袢”と呼ばれる和装専用の肌着を着用します。
肌襦袢とは?
肌襦袢は、着物を着るときに肌着として着用するものです。
似たような名前のもので”長襦袢”がありますが、こちらとは別物です。
着物は「下着→肌襦袢→長襦袢→着物」の順で重ねて着用します。
肌襦袢は肌着なので、着物を着用すると見えることはありませんが、長襦袢は衿元や袖元から見えるという違いもあります。
肌襦袢の役割は?
肌襦袢は先程もお伝えしたように、肌着の役割があります。
肌着として汗や皮脂を吸収して快適に過ごせるサポートをしてくれることはもちろん、着物に汚れが付着することも防ぎます。
また季節に合わせた素材を選ぶことで、夏場は涼しく、冬場は温かく過ごすことができます。
肌襦袢の種類は?
肌襦袢にはたくさんの種類があり、形や素材によって選びます。
形で選ぶ場合
肌襦袢には、ワンピースのように一枚になったスリップタイプと、上下に分かれたタイプの、大きく分けて2種類があります。
肌着は着物で過ごす時間をサポートしてくれるものなので、自分が着やすい方を選びましょう。
素材で選ぶ場合
着物だけでは温度の調節が難しいため、季節に合わせた素材の肌着を使って、快適な体温で過ごせるようにしましょう。
夏の場合は、麻や綿などの吸湿性が高く涼しい素材を選ぶのがおすすめです。
冬の場合は、温かい素材の肌着を選ぶのがおすすめです。
市販されている、発熱素材が使用されたインナーなどを防寒対策として着用することもできますが、必ず肌襦袢の中に着用し、衿元から見えてしまわないよう注意しましょう。
浴衣にも肌着を着用するのがおすすめ
浴衣では長襦袢は着用しませんが、肌着の役割の肌襦袢は着用しましょう。
浴衣は夏場に着用することが多く、汗をかきやすいため肌着を着ることで汗を吸収してくれます。
また、浴衣は薄い素材のものが多いため、下着が透けてしまう可能性があります。
肌着を着用することで浴衣の透けを防ぐことにもつながりますよ。
初めてさん必見!お家にあるもので着物の肌着を準備するには?
着物や浴衣を着たいけど、家に和装用の肌着がない人も多いですよね。
そんなときは、お家にあるものでも代用できます。
着物に合わせる肌着の代用品
着物を着るときにも、洋服を着るときに使っているような肌着を代用品として使うことができます。
例えば、薄手のキャミソールとステテコやスリップなどを着用すると肌襦袢の代わりになります。
ただし、色の濃いものや衿元が詰まっているものは着物を着たときに透けたり見えたりしてしまう可能性があるので避けましょう。
着物に合わせる和装下着の代用品
着物を着るときには、普段しているブラジャーだとワイヤーの線が気になりますよね。
和装下着をお持ちでない場合は、スポーツブラやノンワイヤーブラ、カップ付きのキャミソールでも代用できます。
できるだけ凹凸が少なく、着物にひびきにくいものを選びましょう。
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自分で着物などを揃えなくても良いのでとってもお手軽!
着物を着てみたいけど、できるだけ安く済ませたい人や、旅行や思い出作りに一度だけ着てみたいという人には着物レンタルがおすすめですよ。
着物に肌着は必須!肌着で美しく仕上げましょう
肌着は着物で過ごす時間を快適にするために必要なアイテムです。
必ず着用するようにしましょう。