column コラム
着物の”襟”はどうやって選ぶ?おしゃれさんの襟合わせの方法
2021.04.09着物に慣れていない初めてさんにこそ知ってほしいのが、着物の”襟”の役割です。
着物は襟によって印象が変わりますし、顔映りも変化します。
おしゃれにかわいく着物を着こなすやめには、襟の選び方を知っておきましょう!
目次
初心者さん必見!知っておきたい着物の襟の情報まとめ
着物は重なり合うように着用する襟元が美しいですよね。
浴衣と比較すると着物は襟がより特徴的になっていることにお気づきですか?
着物に欠かせない半襟とは?
着物を着用するときに欠かせないのが半襟です。
半襟は、着物の中に着る長襦袢に縫い付けて使用します。
元々は着物の汚れ防止の役割があり、汗や皮脂、メイクや日焼け止めなどが着物に付着することを防ぎます。
半襟をつけておくことで、何枚もの衣を重ねて着用しているように見えて、美しさをより際立ててくれます。
半襟はおしゃれを楽しむ人の必須アイテム
明治時代以降はおしゃれを楽しむアイテムとしても注目されていて、シンプルなものだけでなく、柄入りの半襟も登場しています。
チェック柄、花柄、ドット柄などの半襟は着物コーデのアクセントになります。
また、レース素材や刺繍入りの半襟はより華やかにしてくれます。
着物コーデを考えるときには、半襟をどんなデザインにするのかも合わせて考えてみましょう。
着物の襟合わせに注意
着物には襟合わせというものがあります。
襟合わせは、着物を着用したときの襟の向きのことです。
着物の正しい襟合わせは「右前」です。
右前は、着物を着たときに相手から見て右側を上に重ねた状態のことです。
逆の左前は亡くなった方が着用する着物の襟合わせなので、普段の着物は右前で覚えておきましょう。
上級者向けの伊達襟って?
半襟以外にも着物の襟元コーデを楽しむ方法があります。
それが伊達襟です。
伊達襟は着物本体の襟に重ねて付けます。
伊達襟を使うことで、着物や半襟以外に色を追加することができるのでより華やかでゴージャスな着物コーデになります。
お祝い事や成人式の振袖などで活躍してくれるアイテムが伊達襟です。
真似したくなる着物の襟コーディネート
ここからは、思わず真似したくなるおしゃれな襟コーディネートをご紹介します。
白や黒以外の襟を合わせて、他の人とは少し違うトレンド感のある着物姿に仕上げましょう!
花柄の半襟を使った華やかな着物コーデ
こちらは、淡色の花柄の着物に花柄の半襟を合わせた着物コーデです。
花の刺繍が入った半襟は定番で、どんな着物にも合わせやすいですよ。
特に白地に柄入りの襟は淡色着物とぴったりマッチして、顔周りを華やかに明るくしてくれます。
レースの半襟でイマドキ感たっぷりの着物コーデ
レトロな小花柄着物に、レース素材でできた半襟を合わせた着物コーデです。
真っ白な半襟でも素材がレースになるだけで、おしゃれ度がぐっとアップします。
アンティークなコーデに仕上げたい人や、レトロな着物が着たいけど古臭くなるのは嫌という人におすすめです。
半襟をアクセントカラーにした着物コーデ
寒色を基調とした着物のアクセントカラーとして黄色の半襟を合わせた着物コーデです。
襟元に着物とは違う色を使うことで、おしゃれ上級者感がでます。
色をたくさん使う時に注意したいのは、着物の柄で使われている色を選ぶこと!
今回のコーデだと着物に使われている黄色や赤系の色味だと、まとまりがある仕上がりになりますよ。
襟にもこだわってワンランクアップ!
着物や帯に注目しがちな着物コーディネートですが、他の人と差をつけるには襟にこだわってみましょう。
トレンドの色や柄を取り入れて、かわいい着物姿でお出かけしましょう!